大阪都構想住民投票へのコメント
- 副代表 吉岡
- 2020年11月5日
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福嶋浩彦代表の大阪都構想住民投票へのコメントです。
大阪市民によって大阪市廃止に「NO」の結論が出された。
それは改革に反対するネガティブのものではなく、大阪市「YES」というポジティブな結論であると思う。
自治体の在り方をめぐって近年まれな大議論となり、市民も賛否両派から情報を得て真剣に考え、再度の住民投票に臨んだ。
議論の内容には様々な課題があるかもしれないが、自らの手で、自らの自治体の在り方を決めた大阪市民の皆さんに敬意を表したい。
自治の視点からすれば、275万もの人口を擁する大阪市は、基礎自治体としてはあまりに巨大だ。
4つの特別区に分割することは、それなりの合理性がある。
東京が23区であることを考えれば、もっと小さくしてもおかしくない。
ただ、今回の「都構想」には、残念ながらこうした自治の視点はあまり感じられなかった。
「2重行政」問題はあらためて市と府の間で取り組まれるはずだが、市長・議会と市民の距離をいかに小さくするかも強く意識して欲しい。
自治に不可欠な要素に、自治体への愛着があることも再認識させられた。
「シルバー民主主義」と言われる中、今回、若者の反対票が多かったと指摘されている。
若い人のほうが、様々な思惑や利害関係抜きに、大阪市への愛着をストレートに投票行動へつなげたのかもしれない。
この愛着をエネルギーとして、地方自治における大都市モデルが創られることを期待したい。
住民目線・山陰ネットワーク代表 福嶋浩彦

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